香辛料の価格が下がる。17世紀
貴族の香辛料の使い方として、
料理に高価な香辛料を惜しげもなく使用することで
一般市民との差別化を誇示し、香辛料の希少性が美食の上で重要な意味をもっていた。
高価なものを使うことによって、一般市民との差別化となってる。
しかし、市場に香辛料が溢れて供給量が勝ってくると、価格が下がり、貴族にとって高価ではなくなった香辛料の利用価値は下がっていった。
こうなってくると、料理の作り手としての変化が起こってくる。
今までは、貴族に出す料理はとにかく香辛料をふんだんに使えばよかった。
香辛料の利用価値が下がって、どのような特別な料理をつくるかが課題になった。
貴族の料理と一般市民の料理の差別化を図るため、調理法の複雑さ、料理人の知識、経験にかかってくるようになる。
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